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想像力の働き

自生的なものとしての空想的な想像力と、
指向するものとしての構成的な想像力の区別

自生的なものとしての想像力は、
断片化され混合された引用の集積であり、
それを支配する原理は、睡眠時の夢を支配する原理に似ている。
部分的な類似や象徴的な連想にもとづいた、
そしてなによりも偶発性に支配された結合があり、
圧縮や冗長化、誇張や縮小、要素の置換、同一視や分離が見られる。

それらは、一見自由で多様に見えるが、それは意外性からくる幻惑でしかない
その要素と運動は、思いの外、単純で貧しい。
たとえば、ホラー小説はどれもホラー小説であり、
ヒロイックファンタジーはどれもそれでしかないということをみれば明らかだ。

しかし、その貧しさを笑うべきではない。
その単純な貧しさは、それを享受することを決して妨げない。

それに対して、構成的な想像力は、空想的な想像力の使う道具立てを
そのまま、問題解決の武器として活用する。

われわれの世界認識は、決して、ただ単に鏡のように世界を映すものではない
認知心理学的な立場からは、世界は主体の活動によってはじめて、
客体に関する、主体の内的な表象として構成される。

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